表面科学
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資源問題と表面科学
ガラス用鏡面研磨材
谷 泰弘
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2014 年 35 巻 7 号 p. 389-390

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抄録

ガラスを鏡面に研磨する際に,その相性の良さから酸化セリウムが多用されている。しかし,酸化セリウムはレアアースの一つであり,供給リスクが高い。そこで,希少金属代替材料開発プロジェクトの対象鉱種に選択された。これに対して,コンソーシアムを形成し研究開発を行った結果,代替砥粒としては酸化ジルコニウムが有望であることが判明した。その化学的作用および滞留性を高める添加剤を付与した結果,酸化セリウムと同等の研磨特性を得た。また砥粒の滞留性に着目して研磨パッド材質の見直しを行った結果,エポキシ樹脂研磨パッドが従来のウレタン樹脂研磨パッドよりはるかに優れる研磨特性を有することが判明した。

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