3.1 DOI名の割り当て原則
DOI名の割り当てには、以下の原則が適用されます。
- あるオブジェクトを他のオブジェクトと区別する機能的な必要性がある場合は、どんなオブジェクトにもDOI名を割り当てることができます。
DOI名は、コミュニティのニーズを踏まえ、登録機関が適切と考える任意の精度と粒度で割り当てることができます。 - DOI®システムでは、それぞれのDOI名につき1つの対象物のみが指定できます。
- DOI名を割り当てるには、そのDOI名が割り当てられるオブジェクトを記述/説明するメタデータを登録者が提供する必要があります。メタデータでは、DOIシステムの中で単独のエンティティとして区別できる程度にオブジェクトを記述する必要があります。
- いかなる割り当てにおいてもDOI名が存続する期間に制限はないものとします(1.9 DOIシステムの設計機能としての永続性を参照)。
- DOI名を他のISO識別子スキームの代わりに使用してはなりません。
注:1つの対象物を複数のDOI名で指定することもできますが、通常は、各対象物につき1つのDOI名のみを割り当てることが推奨されます。ただし、DOIの用途によっては、同一の対象物に複数のDOIを割り当てる正当な理由がある場合もあります。