10.3 DOIプロキシのクエリコマンドフォーマット
DOI プロキシ(5.3.1 DOIプロキシを参照)への解決クエリコマンドフォーマットは以下のとおりです。
https://doi.org/<doi-name>?<param_1>&<param_2>&...
ここでは
- <doi-name>:解決するDOI名
- <param_i>: DOIプロキシに渡すパラメータ
例:https://doi.org/10.1000/1?noredirect&type=URL
注: HTTPSの代わりにHTTPを使用することも、doi.orgの代わりにdx.doi.orgを使用することも引き続きサポートされています(ただし、推奨されません)。
表6はDOIプロキシに送信されるクエリでサポートされるネイティブパラメータのリストです。(その他のパラメータはパラメータ「urlappend」を使ってプロキシを介して渡すことができます。)
パラメータ | 説明 | 参照 |
---|---|---|
noredirect | URLまたは10320/loc要素を使ってリダイレクトしない。代わりに要素を表示。 | |
ignore_aliases | HS_ALIAS要素を無視する。 HS_ALIAS要素は、入力Handleの代わりに解決すべきHandleを指定するために使用される。 |
|
auth | 権限を持つクエリ。DOIプロキシはそのキャッシュを迂回し、権限を持つHandleサービス(つまり、ミラーサービスではなく、プライマリサービス)に解決リクエストを送る。 | |
cert | 証明済みクエリ。DOIプロキシはHandleサービスからの認証済みの応答(レスポンス)を要求する(つまり、DOIプロキシはHandleサービスにその応答に署名をすることを求め、署名をチェックしてから、その応答を受け入れる)。 | |
index=<value> | 指定されたインデックス値でDOIレコード要素を解決し、特に要求された場合を除き、それ以外の要素は解決しない。繰り返して複数のインデックスを解決することもできる。 | 5.1.2 Handleレコード序論 |
type=<value> | 指定されたタイプ(型)の値のDOIレコード要素を解決し、特に要求された場合を除き、それ以外の要素は解決しない。繰り返して複数のタイプ(型)を解決することもできる。 | 5.1.2 Handleレコード序論 |
urlap- pend=<value> | このパラメータの値をリダイレクトに使用するURLの末尾に追加する。 | |
locatt=<key>:<value> | マルチプルレゾリューションの場合は、10320/loc要素の解釈にこのkey:valueペアを使用する。 | 5.4.2 DOIマルチプルレゾリューション |
action=showurls | マルチプルレゾリューションの場合は、10320/loc要素に格納されているリダイレクト可能な場所のXML表現を返す。 | 5.4.2 DOIマルチプルレゾリューション |
すべてのパラメータの組み合わせが容認されます(すべてが有用というわけではありません)。例えば、クエリパラメータ「index」と「type」を一緒に使う場合は、指定された「index」または「type」のいずれかにマッチする要素が返されます。