DOI® HANDBOOK

9.6 ある登録者から別の登録者へのDOI名の移管

  1. DOIハンドブック
  2. 第9章 RAサービスの運用と保守
  3. 9.6 ある登録者から別の登録者へのDOI名の移管

複数の割り当て済みDOI名からなる集合(例えば、論文集を含むジャーナル、インプリント、レコード目録など)が、ある登録者から別の登録者(両方の登録者が同じ登録機関(RA)に関係している)に移管される場合は、その集合の中にあるDOI名も同様に移管されます。各RAは適切な移管手順を策定します。移管には販売または営利/非営利目的の交換などがあります。新たな所有者がまだ登録者でない場合は、状況に応じて特別な措置が必要になる場合があります。必要に応じて、DOI®財団に相談してください。

移管後も個々のDOI名は同じままです。つまり、DOI名によって識別される対象は変更されません。これは基本的な要件です。DOI名のプレフィックスは変更されません。(先に述べたように、プレフィックスに意味はなく、DOI名を作成する便宜上、登録者に最初に割り当てられるものです。プレフィックスから逆引きすることはできません。)新しい所有者がデータ要素(ほとんどの場合はURL値)を修正できるようにするため、管理値は変更されます。移管の当事者にあたる両登録者は、DOI技術サポートサービスプロバイダー()にeメールを送り、移管の許可を得る必要があります。技術サポートサービスプロバイダーは、これを受けて、移管を効率よく確実に行えるようRAを支援します。