4.1 DOIメタデータの導入
メタデータがなければ、識別子の価値はほとんどありません。メタデータは、この文脈では、識別された参照先に関する情報として定義でき、人間や機械に、識別された参照先を利用するために必要なデータを提供します。メタデータには、名前、識別子、説明、種類、分類、場所、時間、測定値、関係など、その他対象物に関連するあらゆる種類の情報が含まれます。
図9のように、登録機関(RA)によるメタデータの扱いには2通りあります。
- 対象物の提供者から入力メタデータを収集する(通常は対象物の記述と関連する権利およびポリシー)。
- DOI®システムサービスをサポートするために、一定レベルの出力メタデータまたはサービスメタデータを提供する。

入力メタデータは、サービスのメタデータの一部(必ずしも全部ではありません)を提供します。場合によっては、メタデータ宣言そのものが1つの完全なDOIシステムサービスとなります。